■2010.03.12〜13
そしてとうとう改正前最終日。上越線64−1000重連。寝台特急北陸。ボンネット急行能登・・・
最後の日。
2071レは日勤の為、撮影不可能。急いで5788レを撮影すべく、水上に行きたい!所ですが、
一旦帰宅し、通販で届いた貨物列車時刻表を確認。
ウワサ、憶測が乱れ飛びましたが、ほぼ最悪の予想が全て的中・・・
高崎機関区の64−1000運用ゼロ〜愛知機関区の高崎運用。上越線の重連運用消滅。高崎線内の運用も大幅減・・・
余りにも重く突きつけられた現実にほとんど虚脱状態。
何もかもがすべて最期!ここで見届けなくて何とする!なんとか気力を振り絞って出撃しました。
まずは水上駅にて原色重連ワムをバルブからスタート。
上越線最期の重連。キラキラとライトに照らされて最高のカーテンコールとなりました。
響くブロワーの起動音。タタタタタと2軸貨車のジョイント音が、あまりに印象的な水上駅、最期の発車。
2074レのサンダーはとても見る気になれず・・・下り最終決戦の地、湯檜曽駅へ。
カメラも北陸、能登、最終決戦仕様のD700+50mmF1.4へ換装。
露払いとも言えるあけぼの、早速サンダーに交替した2093レで十分にウォーミングアップ。ピントと流しの感触を確かめます。
正真正銘の最期の重連運用と言える2072レの1036+1014は、北陸のファイナルランを見送るため無念の見る鉄。
では、あまりに悲しすぎるので上りホームを見上げてシャッター1/25で流してみます。
そして北陸、ボンネット能登の最期。ピント位置。流しも完璧に決まり有終。国境のトンネルを抜けるのもこれが最期・・・。
その後、上り最終列車は通いまくった高崎駅で見送ろうかとも帰途へ。しかし、能登とあけぼのが撮影不可な為、今回は地元とも言える神保原駅へ。
金沢駅や上野駅の狂騒をよそに、ひんやりと静まり返った駅。私の他は駅員さん1人とコンパクトデジカメと携帯で撮影していたファンが1人のみ。
能登の前走の2070レは、さっき水上駅でバルブした1016号機が早くも重連の組成をばらされて運用に入っており、
本当に「終わったんだ・・・」と実感してしまいます。
そして正真正銘の最期の能登、北陸の撮影へ・・・最期までチャレンジな撮影でした。
まだ夜明け前の漆黒の闇へ・・・テールライトとバックサインが消えていきます・・・。
最後はこれまたファイナルランとなった64−ザンナナのあけぼの。
たった1年間で終わってしまいましたが、こちらも最後の力走を見せ、ぶっ飛ばして通過!
思い出、数々のエピソード、高崎線の沿線に住む者にとってとてつもなく大きな存在だった寝台特急北陸。
そして横軽の忘れ形見・ボンネット急行能登。
本当にありがとう。
いざさらば。
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