RMS−141 XEKU−EINS

1/144 RMS−141 ゼクアイン MG.O.C.K

2002.10完成 ニューディサイズ所属 ジョッシュ・オフショー少尉機

原型製作 長谷川保吉

んだか、秋葉原界隈の中古ガレージキットショップの定番アイテムと化してるゼクアインですが、今では非常に出来のいいインジェクションキットも発売されて、ほぼこのキットも使命を終えてる感もします。

自分がこのキットを買った時は、ディーラー初参加のワンフェスの時で、当時の相場より相当安い値段(それでも充分高いですが・・・)で購入。ちょうどガレージキットにプレミアを付けて売り出すお店とかが出始めた頃で、なんだか釈然としなかった状態で納得しませんが。現在も逆にヒートアップしているかもしれないのが、結構笑えません。

ともわれ、当時のトップ水準のキットであるのは、間違いない内容です。今現在の視点で見てもほぼ遜色無い感じ。製作に関しては下に記す通り、現在の作り易いガレージキットに比べて、手間と経験、テクニック的な物も要します。が、元来ガレージキットが模型製作の上級者向けであるのを考えれば、当然な気もしますけど。

で、インジェクションキットが発売されて、もう時効でしょう、と言うことで仕上げて見たのがコレな訳です。その前の表面処理等は、やはり下記の通り相当手こずっていて、暇を見ては約3年近くの間、手を入れていました。

具体的なその他の製作はMGの記事に準じてます。塗装に関しても別冊センチネルとMG89年12月号に詳しい記述があるので、そのまんまに。

ただ、ノズルの内側を赤で塗るのがどうしても好きになれないので、そこは省略しました。

 

マーキング関係は、これまた指定のインスタントレタリングをモデラーズのクリアデカールに転写して使用。コーションマーク類はウェーブのXデカールがMGの作例のやつそのままなのが有るので、コレを使用。頭部横のニューディサイズのDマークはうまく手書き出来る自信がなかったのでオミット。

オチとして、両肩の白いラインの塗装を内側と外側を間違えて塗ってしまってます。最後に組み付ける時まで全然気が付かなかったと言う事で(マジマヌケ)本当はそこだけバラして再塗装してからUPする積りでしたけど、正直何時になるか解らないので。

調合した塗料が大量に余っているので、あとでインジェクションのゼクも作って見るつもりです。

最後に、高校生当時、伊勢崎にあった模型店でこのキットを見て、買えずに悔しかった思い出や、今となってはその模型店が無くなってしまったこととか、繰り返し読んだMGの記事やら。完成品となったゼクを見るに付け感慨もひとしおな感じがします。

 

珍しく製作途中の写真。撮影日は2002年の9月23日とあります。近ごろ表面処理云々がちょっと話題なので、ご参考までに。キットの状態は、流石に10年以上経過していただけあって、レジンはガチガチに硬く、溶剤分が揮発しきっていて表面がなんか湾曲してました。おまけに表面は離型剤ピカピカと言う。で、240、320のペーパーで、そこら辺のうねりを取る。アンドこのキットの売りであるエッジを更に立ててます。

また、古いキットにありがちな、表面一面にブワーっとある細かい気泡群は、ポリパテを指で擦りこんで埋めます。写真だと太もも、肩の台座、つま先とかがそう。背中のランドセルは片方の上面に、集中的に気泡があったので、もろとも削り飛ばして、ポリパテで新造してあります。細かい凸モールドは無視して削り飛ばして、エバーグリーンとかのプラ材であとで復活させてあります。

ポージングは主に2mmのアルミ線を使用。当時のMGの製作記事でも推奨してましたな。このくらいのサイズの立体だと強度的にもほぼ問題ナシです。

で、この後サフ吹き、しっかりとした下地を作る考えなので、結構厚めに吹いてます。1000のペーパーで水研ぎな訳。ツルツルするくらい平滑な表面に仕上げます。フラット仕上げでも、光沢並の表面下地処理をしとくのは、今や常識な感もありますねえ。

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