MSZ-006 C1 Zplus

1/144 ゼータプラス C1

プレミアムバンダイ HGUCインジェクションキット改造

2017.3.7 完成

故か?ここ数年謎の盛り上がりを見せている?ガンダムセンチネルのキット化の機運。このゼータプラスもガンダムユニコーンにA1型がちょびっと登場した縁でHGUCシリーズで発売もされましたが、ここはやっぱりセンチネラーなら本編のスマートガン装備のC1型が欲しくなるのは当然の成り行き。待ちに待ったとの感もありますが、最近マイブームな1/144で製作してみました。

事の始まりはモデルグラフィックスの2015年の10月号にて、モデラーのKuWaさんが発表したゼータプラスの攻略記事を目にしたのがきっかけです。この作例ですが、超カッコイイ!のもさることながら、工作内容のハイエンドさ加減も凄まじく・・・これを真似出来る人ってそれ自体ハイレベルな人なのでは?と、内容に感嘆すると同時に、ちょっと諦め気味になってしまったとも言います。

さらに約1年後〜突如としてプレミアムバンダイからC1型の発売の発表が!マスターグレードの時に続いて本命C1型が後出しですが(しかも何故かプレバン・・・)さっそく注文し、これで攻略記事中のC1型への加工で大きな関門だったスマートガン、バックパックブースター、フロントスカートのスクラッチがクリアされて、製作の準備?は整いました。

それでは早速製作開始!となるのですが、前述の通り加工の殆どを攻略記事のほぼ言われた通りに、素直に行っただけなので、内容は記事の方を参照して下さい!

では、余りにも投げっ放しなので・・・実際に作業してみた感想などを記しますと・・・。その攻略記事の工作の中から、これはちょっと難易度が高くてこなせないなあ、と言う箇所は省いて・・・具体的には胸部の前後幅詰め、下腕の切断と延長は工作の精度が出せる自信が無かったのでパス!その他の(人型を外す)プロポーション改修は基本工作の積み重ねで、自分でもクリア出来る箇所のみ手を付けました。ここら辺は当時の「君にも出来る完璧版〜」と同じ感じですね。

その他、結構大物な工作は背中の主翼、ウイングバインダーのスクラッチビルドですが、ここも記事中に掲載された図面を原寸になるように拡大コピーして、ウェーブのプラバンに貼りつけて切り出します。ここで今回投入したのが、以前から使ってみたかったゴッドハンドのアルティメットカッター(スゴイ名前・・・)でして、お値段はちょっと高いですが、プラバンの切り出し加工はほぼ最強というか、無敵です。いままでPカッターやデザインナイフでカットしていたのがアホらしくなります。。スジボリも図面の位置にニードルで当りを取りながら、スジボリカーバイトの0.15mmとガイドテープにて彫り込みます。

そんな感じで、大腿部ビームカノンの大型化も同様にプラバン切り出しとシアノン+アルテコパウダーで割りとあっさり形になってしまう。模型を作る度に新兵器の実験投入のようで、繰り返しですが最近のツール、マテリアルの進化は本当凄まじいですね。

あと、特に関心したのが股関節のムーバブルフレームの自作で、よくもまあこんな小さな空間にポリキャップを3つも収めるなあ・・・と。昔の私だとイキナリ可動を諦めて固定する所ですが、ここも原寸図が掲載されているのでそれほど難しくなく作る事が可能です。このパーツが機能、形状も良いので、太ももと膝関節ごとSガンダムに移植したら良いだろうなあ・・・と。

それと、今回はオマケ工作として、記事中には無かったウェーブライダーモードへの差し替え変形を再現してみます。キットの素組みではマスターグレードキットに準じた変形パターンで主翼と脚部の取り付け位置が低く、全体が薄べったいシルエットで、これはコレで格好良かったりもするのですが、当時の設定に準じて変更して(戻して)あります。具体的には差し替えのWRモード用のフレームパーツにプラ板とレジンブロックを切った貼ったの加工を現物合わせで行います。ここも自分用の記録と言うか防忘録を兼ねて、またまた、下に製作中の画像ファイルの中で解説していますので参照してみてください。

続いて塗装・・・ですがゼータプラスのロービジも塗るのは久しぶりだなあ・・・と思いますが、今回も当時からの作例にならって、308番に306番の迷彩です。足首のブルーもコバルトブルーと蛍光ピンク+白の調合。と、正調ゼータプラスを狙います。

マーキングは今回、そのKuWaさんがキャラホビで販売されていたゼータプラスのレジンキットに付属したデカールより(ド卑怯!)テールレターとVMSAWRS、肩の機体番号を貼り付け。HGUCキット付属のシールでも良かったのですが、折角なので出し惜しみは無しで奮発しちゃいます。その他、細かいコーション等は最近お気に入りのハイキューパーツのデカールより。ここもあまり派手にはせずに、余計な要素は極力省いて当時の雰囲気を再現します。

そんな感じで完成!ですが、今回、攻略記事の詳細な写真と原寸図面に助けられて、結構難しめな工作にもチャレンジしてみましたが何とか形になったので良かったです。工作のボリュームと作業時間も程よい感じながら(難しいメニューは省きましたが・・・)完成すると、ほぼ?理想形に近いゼータプラスを手にする事が出来たので、かなり満足な結果になりました。何事もまずはやってみる物だなあと。

■製作参考資料 モデルグラフィックス 1986年12月号・1988年10月、12月号 ・2015年10月号


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