RuneMasquer

NEREIDS

1/100 ルーンマスカー ネレイドー

ワークショップキャスト レジンキャストキット

原型製作 生嶋毅彦さん

2015.3.29 完成

生悔いの残らぬように(?)模型を完成させるシリーズも第2章、機甲幻想ルーンマスカー編に突入します。まずは生嶋さん原型、ワークショップキャストのネレイドーに決定!まずは一番作りたい、欲しい立体からイキナリ手を付けてしまいます。

このキットも(他の生嶋さんのキット達同様)思い入れと言うかも相当強く、製作に着手するまでに長い年月が蓄積されて簡単には言い尽くせない物があります・・・。購入したのは2000年?のJAFCONの会場内の中古屋さんにて、当時はルーンマスカーのキットが普通に買える、割りとギリギリのタイミングだったと思います。

それから幾年月・・・ちょっと手を付けては放置の繰り返しで中々完成させる決断が下せませんでしたが(上手に塗装する技術と自信が無かった)バンドールが完成してMH]に一応ケリがついたのと、FSSから少し離れたいのもあって、いよいよ製作を始めてみる事にします。

 

キットはワークショップキャストの初期ラインナップのルーンマスカーのシリーズより、生嶋さん作のキットの中でも傑作中の傑作キットではないでしょうか?私も古本屋さんでルーンマスカーの総集編を手に入れ、登場シーンを見ましたが・・・わずかなカットからイメージを増幅し最高の美しさで造形されています。

その造形は・・・明らかに女性と分かる美しく捻った腰と魚体部の曲線、そこらのフィギュアがぶっ飛ぶような見事な立体感のある髪の毛。と、ルーンマスカーのキットはMH以上に造形の個性と独特なバランス感覚が発揮されているのではないでしょうか?もはやアートですね、これは。

ですのでキットをを作る側にも相当な技術とセンス(と、プレッシャー)が要求されるキットでもある訳でして、完成させるには相当な度胸が必要です。特に塗装は決まった設定も無く、あるのはお手本の完成見本の写真くらい・・・。MHもそうですが、やっぱり難しい。塗り上がってカッコ悪かったらどうしよう?と、不安ばかりが付き纏っていたともいいます。

そんな感じで言い出したら本当にキリが無いですが、以下具体的な製作について・・・(自分用の忘れ防止メモにしかなっていませんけど)

 

先ずは離型剤落しと表面処理からスタートしますが、いつものMH以上に製作のほぼ大部分の工程と時間はここに費やされています。特に魚体部のウロコ、アーマーの各部に施されたエングレービングのモールド等、中々磨きずらく大変ですが、丁寧にペーパーを当てます。スパートが掛かったのはつい最近ですが、長いこといじっていた気がします。

表面処理に目鼻が立ったら仮組してみますが、ここはMHと違って固定ポーズキットなので楽(でもないか?)今回も完成後の分解、保管を考えてすべてのパーツがバラバラになります。魚体部と腰、胸のブロックのみ2mmφの真鍮線の2本差しとエポキシパテ固定(ここも脱着可能)であとはいつものアルミ線固定にて。

続いて問題の塗装・・・いつもの下地に使用するタミヤのグレーのサーフェイサーでは無く、今回はメタリック塗装の下地を兼ねてガイアノーツの黒いサフを使用しましたが・・・コレが結構な曲者でして、#1000〜1200の耐水ペーパーで表面を慣らす時、削りカスが目に詰まってすぐに削れなくなってしまう・・・ウェーブの切れてるヤスリを湯水の様に浪費しますが、致し方なし。結局、グロスのブラックでもう一度下地塗装と研ぎ出しを行うので、サフはグレーでもよかったかもです。

カラーリングは今まで調合して実績のある塗料の中から選んでみます。(ここら辺のデータの蓄積と経験値アップを待っていたとも)単純に失敗を予防するのと新たに調合する手間を省くのが目的です。

■メカ色 シュペルターの関節に塗って調子の良かった色で、ネービーブルーに紫とインディブルーを混ぜて、黒で調整した色です。その後ブルーパールをたっぷり吹き重ねます。

■本体のゴールド 私はあくまでメタリックに拘ってみます。KOGやシュペルターに塗った金ドロ+クリアーイエローをベースに極少量のシルバーとクリアーオレンジを混ぜたものです。KOGとかとはかなり印象が違った仕上がりを狙ってみます。ピカピカのグロスブラック地にシャドーを残しつつ吹き重ねて行き、更にクリアーオレンジを足した色でグラデーションをかけてあります。

■髪の毛 バンドールの本体のグレーの下地プラス インディブルーをクリアーで割った物でグラデーション塗装。シャドー部にはスミ入れしてガイアノーツのフラットクリアー仕上げ。

本体はこんな感じで、顔の部分はグランプリホワイトに蛍光ピンクの瞳。仕上げはフィニシャーズカラーのオートクリアー吹きっ放し仕上げです。表面処理と下地仕上げの甲斐あってか、磨かないでも平滑な表面になっています。

そんな感じでついに完成!!となる訳ですが、最後にネレイドーのキットを語る上で避けられないのがTK152氏の完成品ですね。私がネレイドーを直接知るきっかけにもなったわけで、彼の作品にインスパイアされた部分がやはり相当大きく、目標でもありました。今回のネレイドーは彼への感謝の言葉で締めたいと思います。

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