RX-93 νGUNDAM

RX-93 νガンダム

地球連邦軍ロンド・ベル隊所属 戦艦ラーカイラム艦載機

1/100 バンダイ インジェクションキット(マスターグレードver,カトキ)

2013.5.6完成

代ガンダムタイプのモビルスーツの中でも多分一二を争うカッコ良さであろうνガンダム。ですが、今までの1/100のキットはどれもプロポーションがイマイチ(特に前回のMGが酷かった)で作る気には到底なれなかったのですが、ついに出ました決定版!と言うことで、最新キットのVerカトキを作ってみました。

キットは究極とも言える域まで進化した最新キット。ギミックはバージョン2.0のザクを作った時も、この位が進化の到達点だろう・・・とか思ったのが、間にRGのキットを挟んだ約4年で更なる進化を遂げていました。これは単純に脱帽と言うか、素直に驚きます。

それとこのキット、何よりプロポーションが本当にスンバラシイの一言!小さい頭に引き締まった胴体、スラリと伸びた手足と、ようやくこんなプロポーションのνガンダムが出てくれた!と、大喜びです。追加されたディテールや発動モードのギミックなどはぶっちゃけどうでも良い!いやーホントかっこええわー。

先ずは第一関門のパチ組みですけど、大きな箱を開けてビッシリ詰まったランナーとパーツに思わずゲップが出そう・・・ですけど頑張って。組上げてガシガシ動かして遊んでみます。うーんちょっとばらしてしまうのが勿体無いような・・・でもやっぱりプラモデルは塗装して仕上げて何ぼの物ですし・・・あと、モデルグラフィックスの2体の作例がカッコよかったので、作ってみる腹を括ってみます。

それでは、バラす決心がようやくついた所で製作に入りますか。まずはバラバラにした装甲パーツの表面処理から〜。裏面のスナップフィットのダボやケタの部分は、ゆがみや引けが多いので、パーティングラインや湯口の処理と平行してペーパー掛けします。このキットは以前のバンダイと違うような繊細なスジボリや段差モールドも多いので、合わせてエングレーバーで深く当っておきます。ここら辺はいつものキャラ物キットと同じ製作フローですね。

それと、今回はちょっとした小加工として、胴体の延長を行っています。キットの発動モードでお腹が伸びた状態で固定し、上腹の装甲をスライドさせて固定。空いた隙間は光硬化パテで埋めて整形します。コックピットブロック周辺のパーツは、切断し伸ばした分のプラ版を挟んで延長します。思っていたほど大変な工作でもないのでオススメですが、キットの売りの発動モードがオミットされてしまう欠点があります(私は別にドーデも良いですけど)効果の方はちょっぴり胴体が長くなって更にスリムな印象になった・・・と、思うのですがどうでしょうか?

それと更に、モデルグラフィックスの作例を参考に、ヒザ関節の当るフレームのリブの削り込みも行っています。コレも超お手軽加工でトリアシになって立ちポーズが見違えるほどカッコよくなる♪ので、この加工は必須ですね。

目立った加工はこの位で他はキットそのまんまで素組みです。元キットが凄まじい完成度だし、プロポーションも文句ナシで特別いじる必要も無しです。

そんな凄まじい完成度のキットにちょっと水を注す様ですけど、今回カトキ版とは言え、久しぶりのブチメカと言う事で各部にブチ穴を開けています。場所は例のセンチネル版のνガンダムの作例を参考に・・・したのですが、元々ディテールの密度が凄いキットなので、あんまり開けられませんでした。コレは完璧に蛇足工作でしたねwまあ、バンダイへの、ちょっとした私なりの抵抗?とも言います。

サーフェイサーを吹いて表面を#1000のペーパーで磨いた後は塗装と作業は続きます。何たる偶然か(本当に?)前作のバイファムとカラーリングの印象が殆ど同じ・・・ですが、流石に全く同じは気まずいので調合しなおしてます。以下レシピを繰り返すと・・・(自分用の忘れ防止)

本体の白・・・バイファムの白(グランプリホワイト+黒にクールホワイトを足して白に近づけた色、単純に量を増やしたかったのも目的の一つ)■黒い部分・・・同じくバイファム白と同様にミッドナイトブルーを足し前して量を増して使用■赤・・・フルバーニアンの残り■黄色・・・黄橙色にイエローを混ぜた色■内部フレーム等のメカ部分・・・ココもバイファムと同じ333番のグレー■ロケットノズル・・・メタルカラーのアイアン(ワンパターンw)

今回ユニット数に比して装甲はバラバラでパーツ数が半端じゃなく多い!タミヤのトリガータイプのエアブラシが大活躍です(最近はこればっか)それと、気が付いて驚いたのが改造した胸〜腹部と、意地で塗り分けたシールド裏以外はマスキングテープを一切!使いませんでした。パーツ分割も殆ど究極の域に達していますね。

墨入れ、汚し塗装はこれまたバイファムと同じ方法にて。この仕上げ、お手軽でナカナカお気に入りです。

マーキング関係はキット付属のデカール。を、まともに全部張ると赤のコーションマークの注し色がかなりウルサイ印象なので、大きなシンボルマーク以外は使用せず、手持ちのデカールを総動員して張ってみます。また、前述の赤のコーションも数を大幅に間引き、集中と拡散を狙ってみます。かなりスッキリした印象になったと思いますが、どうですかね。

あーあと、インストラクション指示の装甲のパネルラインごとに塗り分けるパターンは完全無視しちゃってます。元々ディテールの密度が濃いしゴチャゴチャした印象だったので・・・ここら辺はマーキングと同じ様な理由です。

最後はフラットクリアーをシンナーで薄めて吹き付けますけど、ちょっと吹き方を失敗してパーツ毎に色味が変わってしまった・・・図らずも塗り分けになってしまったと言う。

それと今回、νガンダムの特徴のフィン・ファンネルの工作と塗装は本当きつかったですね。組み立て〜表面処理〜塗装の全ての工程が×6若しくは×12の数になってしまう。殆ど拷問と言うかコンクラベ・・・世の中にはダブルフィン・ファンネル12枚仕様とかで作る人も居るみたいで、修行僧?とか思ってしまいます。

そんなこんなで完成!となる訳ですけど、このキットをベースにセンチネル版のνガンダムを作ったらカッコよくなるんだろうなと・・・まあ、それはまたの楽しみに取って置くとしますか。

にしても、改めて思ったのが、やっぱりこのキットはパチ組み状態でいじっているのが本来の完成状態?なんじゃないかと。塗装すると発動モードの装甲スライドギミックもしぶくなっちゃうし。ここら辺はおもちゃとしてのプレイバリューだとは思いますけど・・・。結局その発動モードのクリアーパーツは、塗装の後にもう一回バラすのが面倒臭くなって付けていなかったりして。なんだ、素組みにも到達していないじゃん!と、いうオチがついた所で・・・。

※製作参考資料 月刊モデルグラフィックス 2013年3月号・1989年2月号


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