RX-78 GP01Fb

1/100 RX-78 ガンダム試作1号機(フルバーニアン) 1/100 バンダイ インジェクションキット

地球連邦軍 強襲揚陸艦 アルビオン艦載機

2005.7 完成

故、今更マスターグレードのフルバーニアン作るのか。には色々訳がありまして。つっても大した訳でもないのですけど、高校時代からの友人のSR氏(ディーラーメンバー)から仮組み状態のキットを「いらないから」ともらって、ソレをいじってる内になんか作りたくなったから、と言うのが理由(ある意味コラボモデル)。あと、Zガンダムの映画見に行って、ちょっとだけ登場するクゥエル見たら、ムラムラした・・・ってのも。まあ、模型作り始める動機なんてそんなものです。

キットは今更なにをな感もある初期マスターグレードの名作。ちいさな頭部と胴体、締まったウエスト、すらっと長い足と、最近のマスターグレードよりもカトキ版っぽいプロポーションでいい感じ。

そんな感じでガシガシとパチ組み状態のキットをいじりつつ、どんな感じで仕上げるか考えます。前述のように非常にプロポーションの良いキットなのでそこら辺はノータッチ。

ただ足首だけはそこだけ河森版のとんがった足なので気に入らない。ので、直すのはそこだけ。形状は昔ジャフコンに徹夜で並んで買ったGxGのキットを参考にします。と、言っても単に先端を斜めにカットしてポリパテを詰め込み、側面を削っただけ。ちょっとカトキ版っぽく見えるでしょ。

ふくらはぎ側面と膝のアーアー、サイドスカートはキットのままだとちょっと間延びした印象なので、ここもGxGのキットのパターンを参考にしてスジボリを追加します(ヒキョー)。ここら辺はワンフェス用のスクラッチ原型からの技術的フィードバック。同様にシールドの表面にもカトキ版風のスリットを追加。

フルバーニアンたる所以な各所のバーニアはキットのモールドはダルいので削り取って、ウェーブの平バーニアを2個組み合わせた物に交換。シャープな印象になるのでやった甲斐あります。

それと、各部に今風の丸穴モールドを1.5mmと1.0mmのピンバイスで追加します。また、一部にはそれプラス1.0mmの真鍮パイプを埋め込んで姿勢制御バーニア風のモールドにして見ます。

その他の基本工作は、いつも道りのサンドペーパーで表面処理。エッジと面出し。サーフェイサー処理です。工程としてはガレージキット作ってる時と何等変わりませんです。

塗装とマーキングは今回最も楽しんだ所。カトキハジメ デザイン アンド プロダクツ成る本にガンダムフィックスの塗装レシピが記載されているので参考に。今まで自分がやってた塗料の調合が、ほぼ同じ感じなのがおかしかったですけど、逆に言うと結構当たっていたのかも、と。グレーの作り方とか特に勉強になります。別に秘密にする訳ではないので、以下に書くと・・・

本体色ホワイト・・・フィニッシャーズ ファンデーションホワイト+ブラウン2〜3滴

・・・コバルトブルー+蛍光ピンク+パープル+ホワイト少量 今回は濃いブルーにしたかったのでパープルを混ぜてみる。赤みが強い濃い〜青です。センチネル最終回ガンダムの青はこんな感じだと、オレ的研究結果。白を混ぜるのはナマっぽい色にしたくない為。

・・・シャインレッド+ホワイト+モンザレッド少々 つか、ただのコーラルピンクとも。

黄色・・・58番黄橙色そのまんま、本当は黄色を混ぜると良いらしい。

関節のグレー・・・ニュートラルグレー+レッドブラウン+黒 ほとんど茶色なグレー。結構ギョッとするけど、塗ってみるとちょうど良い不思議な色。

武器、バックパックのグレー・・・ニュートラルグレー+ネービーブルー ただのジャーマングレーな気もしますが・・

バーニア、ノズル関係・・・メタルカラーアイアン磨きだし まあ、お約束的な・・・

以上、参考までに。ツヤありで塗装するとどれもギョッとする様な色ですが、マーキング後フラットクリアーを吹き付けるといきなり落ち着くので、まあ不思議。実は今回も塗ってる本人が一番不安だったり。あ、あと各色は下地に白を吹いて発色を良くしとくのは常識。(グレー除く)

 

最後のお楽しみなマーキング関係。今の所最新モードのGFF風。それプラスちょっと(かなり)トラウマなセンチネル最終回ガンダムをミックスして。E.F.S.FではなくってUNT.SPACYなのはそんな訳で、あと、E.Fって電気機関車みたいでなんかイヤじゃないですか?とか。使用したのはウェーブの新しいXデカール、純正バンダイ製の別売りデカール、その他、今は種類も沢山あって貼り易くなりましたね。「AL」のサインはアルビオン所属ってことで。ドゴスギアだと「DG」になるのでしょうか?あと、SガンダムとZプラスのあまりのインレタで機体番号を入れてみる。

アルプスのプリンターでデカール自作とかしないで、市販品の組み合わせのみで、ここまで貼れるのは良いですね。要はセンスって言うか、どんな感じで貼ったらカッコイイかと研究ですかね。あと、お手本にGFFを参考にしちゃうのが一番手っ取り早い。雰囲気は充分出せる、というか。

 

てなことで完成。ガンプラ仕上げまで作るのって実は2年前のEx−Sガンダム以来だったりして。あれで充分燃え尽きているのでちょっと息抜き感覚というか、リラックスして作れるキットなのが良かったですね。

 

製作参考資料

角川書店 カトキハジメ デザイン アンド プロダクツ アプルーブド ガンダム

大日本絵画 月刊モデルグラフィックス 1990年7月号

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