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AUGE/ARUSQUL Both'-2992

1/100 オージェ/アルスキュル

ワークショップキャスト レジンキャストキット

原型製作 生嶋毅彦さん

2012.5.15 完成

きている内?に是が非でも作っておきたいモーターヘッドのキットシリーズ第三弾!KOG,シュペルターと来れば?ワークショップキャストのオージェアルスキュルに決定!このテキストを書いてる時点でファイブスター物語の連載が止まって早6年・・・史上空前の盛り下がりを見せるFSSですが、そんな事はお構い無し?で、ささ、優先順位を付けてガンガン作ってみましょうかーっ!

キットの選定理由は、このオージェのキットって正直、印象があまり良くないんですよね。ネットで検索して出てくる完成品の画像もイマイチぱっとしないと言うか、ゲンナリする様なものばかりで・・・。生嶋さんの完成見本のは凄くカッコイイのに何故?と、思い自分だったらどんな風に作れるのか見てみたかったと。それとKOG、シュペルターが生嶋さんの完成見本の作品をお手本に作っていたので、今回は設定画のカラーリング、ポージングは初登場シーンの再現と、私オリジナルな要素も加えて作ってみたかった。と、そんな感じで製作コンセプトは決定です。

それでは基本的な製作について・・・。

今回の変わった事は、表面処理、ペーパー掛け作業はテストも兼ねて、本格的にスピンやすりを大フューチャーしています。特に大きな面積のアクティブバインダー部の磨きで大活躍。このスピンやすり、手で磨いている時とスピード自体は変わらないと思うのですが、とにかく効率が良い!指先と手が疲れないとメリットがあると思います。また、意外に細かいディテール部の磨きもエッジがだれることも無く問題なく使用できました。そんな感じで、大体このクラスのキットだと表面処理は(私の場合)2〜3ヶ月位は掛かるところが、このオージェだと2〜3週間くらいで完了しちゃいました。フィギュアのガレージキット製作だけでなく、モーターヘッドのキットでもこれからはコレでしょうね(ま、いまさらな感ではありますが・・・)

表面処理、ディテールのスジ彫りがあっさり終わった後は、今回一番楽しかったポーズ決め、仮組みと続きます。当初の構想通りに本編に初登場の宙に浮いた状態の再現をしてみます。

で、このキットの印象がちょっと悪い原因?と思われる所?の上半身のスーパーボリュームに比べて、ちょっと下半身が弱い様なアンバランスな感じを是正します。多分このページを見ている方の殆どの方はこのキットを持っていると思われるので、改修ポイントは一目瞭然だとはおもいますが・・・一応。

まずは、太ももパーツの膝関節部分に5mmのレジン角棒を継ぎ足して延長しています。足自体は長くしないで取り付けのタイミングを変えてやるわけですね。足首は接地させずに下に伸ばした状態にします。かかとのアイゼンのパーツは下に垂れ下がるのですが、キットのままだと干渉して下に向かないので、根元の部分でカットして軸打ちして回転させます。詳しくはお手元のキットと写真を比較して見てください(笑) と。本当は側面のランダムスレートも開けられれば・・・ワタシにそんな技術はありませんですー。

 

結構悩んだカラーリングのレシピは以下の通りです。ご参考までに・・・。

■本体色 セールカラー+クールホワイト を1:1 元の色はセールカラーかタンかレドームで結構迷いました。混ぜる白をファンデーションホワイトではなく、クールホワイトにしたのはMrカラー同士の親和性を考慮して。その後ボークスのホワイトパールです。

■太もも、スネのストライプ ネービーブルー+パープル+ピンク 混合比は超テキトー。本体色とこの色はキャラクターズAKDのキャラシートに直接カラーチップを隣り合わせにして調合します。

■ メカ部分 ただのネービーブルー +ボークスのブルーパールのパウダーをオーバーコート塗装。と、適当に調合して作ったメタリックグレイとガンメタルの塗り分け。

その他、赤はシャインレッドそのまんま。スカート、バインダーのシルバーはただの8番の銀色。以上は全てMrカラー。保護のオーバーコートのクリアーはフィニッシャーズのオートクリアーです。乾燥後、面積の広いアクティブバインダーと頭部のクリスタル、スネ部分のみコンパウンドで磨き出してあります。目立つところだけですが、結構効果的。後述するスパイドのワンポイントの金色はガンダムマーカーのゴールドです(コレ超良いゴールドです)

それと今回の塗装作業はマスキングがキツかった・・・久しぶりのマスキング地獄でした。新品のマスキングテープを使い切ってしまったです。

それと、右手のスパッド(光剣)はキットの刀身は使わずにおなじみB社のRX-78の余り。ミラージュマシンお約束の日本刀スパイド(実剣)は同じく生嶋さんのLEDミラージュの握り手を、鍔の部分をちょっと削って使用。さすがにピッタリとジャストフィットします。一応コレは以前作った新井さん1/144オージェの自分の完成品へのオマージュでもあったりして。ちなみに刀身はシュペルターの物です。

その他の製作、塗装方法については今回も毎度のパターンなので省略します。詳しくはKOGとシュペルターのページをどうぞ。

モーターヘッドのキットの製作は通常2〜3年のながーいスパンで行われますが、今回はキットの箱を開けてから一気に製作が進んで、約3ヶ月ちょいと異例なスピードでの完成!となりました。製作法、塗装についての構想は長い間温めていたのですが、これは自分でも驚き。スピンやすりの効果もありますが、やはり完成品が見たい!と言うモチベーションは大切だなと。勢いに任せて作ってしまったので、このデカイ完成品の置き場所をあまり考えていなかった・・・。本当にどうしようwやっぱり分解保管ですかねぇ。

そんなこんなで当初の目的は達成できたでしょうか?やっぱ、生嶋さんのオージェかっこいいですね。こうなるとKOGアトロポスとマシンメサイアの方のオージェもやっぱり見たくなってきます。生嶋さん、お願いですから作って下さい!!

 

※製作参考資料 トイズプレス社刊 キャラクターズ8 AKD


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