Lamborghini VENENO

1/24 ランボルギーニ ヴェネーノ 

フジミ インジェクションプラスチックキット 2014.9.13 完成

界限定生産台数がたったの3台!価格3億6000万円!!とも言われるランボルギーニ創立50周年記念のスペシャルカーがこのヴェネーノです。中身はアヴェンタドールをベースにチューンされたエンジンは750馬力。カーボンファイバーを多用し軽量化されたボディーと、とんでもないデザインになっています。

が、最先端のテクノロジーとハイブリッドを搭載したラフェラーリが同じモーターショーでデビューしているのが、ちょっと気マズイ感じがしないでもないですが・・・。これもまたフェラーリとは違う、ランボルギーニならではのスポーツカーの姿で実にそれらしい。デザインもカウンタックを引き継いだ、オマージュも感じられ(特にリアフェンダーの形状とか)とにかくインパクトがメチャメチャ強い車です。

ともわれ、超激烈にかっこいいクルマなのは確かなわけで、今回も絶対フジミがキット化するに違いない!と、変な確信があったりしましたが・・・やっぱり出ました決定版!フジミ模型は本当にランボルギーニが大好きですねー。と、言うことで早速、作ってみましょうか。

肝心なキット内容は近年のフジミのキットのクオリティーアップの集大成的なスバラシイ物で、作ってみると分かりますが、特にフロントフェンダー、ノーズとフロントスポイラー、ディフューザーエアトンネル等のクリアランスは、コレが本当にフジミのキットか?(失礼な!)と、思わせるような超複雑な構成になっていて、驚く事然りです。後はサスペンション等の足回り、トランスミッションとエキゾーストを作ればタミヤそのまんま・・・なのですが、その辺をキッパリ省略して作り易くしているのが実に(よい意味で)フジミ全開!サスガ!としか言い様がありません。最も肝心なプロポーションも、さすがランボルギーニを知り尽くしたフジミらしく、低くワイドなフロントとリア。サイドのシルエットも実車以上に低く精悍な印象。と、会心の作ではないでしょうか?

実際の製作のポイントは、今回もアヴェンタドールに続いてウレタンクリアーを使用するので、タミヤ並にピッタリと隙間無く勘合するエンジンカウルとドアの削り込み調整を行います。また複雑なパーツ構成になっているフロント周り、リアディフューザー周辺も仮組を繰り返して入念なシュミレーションを行っておきます。実は説明書の順番通りに組み立てるのが一番位置決めと固定もしっかりできるのですが、私は変にアレンジして最終合体でかなり苦労しました。

素組みだけでも完成まで結構大変ですので、今回は純正のエッチングパーツ等含めたディテールアップは全く行っていません。その代わり?に社外のSTUDIO27製のカーボンファイバーパターンのデカールを入手して貼り付けてあります。最初は表に目立った箇所だけ貼ればよいか、等と思って始めたのが、気が付いたら夢中になって全部貼り切ってしまいました。このデカール、お値段はちょっと高いですが、効果は見ての通り。この車の特徴を強調できてナカナカ良いのではないでしょうか。

それと、このキットの最大の難関は、やっぱりと言うか下回りのスポイラー、ディフューザーの断面の細い赤のストライプのデカール貼りですね。もうここまで難しく、集中力が必要なデカール貼りも久しぶりでした。

ボディーの塗装色はインストの指示では焼鉄色?と、ありますが、私は普通にMrカラーの8番のシルバーに黒を適当に混ぜたガンメタにしました。その後はフィニッシャーズのウレタンクリアーと研ぎ出し仕上げです。それと、タイヤの側面にもピレリタイヤのロゴと赤いラインのデカールを貼る指示ですので、ガイアノーツのマルチプライマー(ミッチャクロン)とクリアーで下地を作り、デカール後に半艶のクリアーでコートしました。

そして最後の超難関はシャーシとボディーの最終合体。ウレタンクリアーの厚みで意外な場所が干渉したりしますが(Aピラーの下窓ガラス)、削り込みと組みつけの調整を繰り返して、何とかかんとかピッタリ合わせられました。あと、フロントフェンダーとスポイラーの固定とかが本当難しかったです。

そんな、かなり難しいキットで苦労した事もあり、完成すると何と言うか、もうカッコイイの一言。たぶん実車は自分の肉眼で見る事も無いでしょうし、ここまで来るとキャラクター物のモビルスーツとかとあんまり変わらない様な気も・・・。そんな夢のまた夢の更に夢、みたいな車でも、目の前に立体として手に取れるプラモデルはやっぱ素晴らしいなと。キットにしてくれたフジミ模型に本当感謝するしかありませんな。


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