MARCH881 JUDD

1/20 マーチ881 ジャッド STUDIO27 レジンキャストキット1988 日本GP仕様                              

2001 11 完成

衛的F−1デザイナーとして知られるアドリアン・ニューウェイのマシン。多分、今までのF−1の中で自分が一番カッコイイと思ってるマシンです。なんでもこの車が彼がデザインした最初のF−1マシンだそうで、今日の目で見ても相当カッコイイと思うんですけど、どうでしょうか?

マシンの特徴はなんつっても、やりすぎな空力フォルム。いち早くハイノーズの概念を取り入れたりしてて、2・3年先のコンセプトで車作ってそうで怖いです。当時のレースの中でもカッコだけはズバ抜けてたし。更にやり過ぎだった翌年のCG891はほとんど自爆で全くダメな車だったつーのもなんとも。努力が結果に結びつかない感じ。

その後のウイリアムズ、マクラーレン等のチームでのニューウェイのデザインした車の活躍は御存知の通り。

ベネトンとかと並んでオシャレ度No1なF−1チーム、レイトンハウスですけど。今考えると、一体何の会社だんたんだろうか疑問。なんとなーくアパレルのブランドだったのは理解してたけど、他のスポンサーも知らないヤツばっかりで不気味。特にノーズ脇の”OSAMA”ってなんすか?ラディソでしょうか?

 

キットはSTUDIO27のレジンキット。一時カペリがトップを快走した日本GP仕様ってことで。ちゃんと正式に版権を取得したキットだそうです。(つったってチームないじゃん)今更ながらこんなキットが出るのも、ガレキのいい所でしょうか。

キット内容は、レジン製のボディーパーツとホワイトメタルのサスペンションアーム、小物類。エッチングパーツ、へなちょこタイヤと挽物のホイル。作ってる感じはタメオとかのホワイトメタルの43のキットをそのまんまでかくしたみたいです。

見た感じお気楽に作れそうなキットだったですが、良く見ると問題大有りで。アンダーカウルとサイドポンツーンの分割が変。同サイド後方の形状は解釈自体おかしくなってたりと、そこだけなんか別のマシン。幸い余分な部分をカットするだけで修正できるので助かった(確信犯か?)

 

対処としてはサイドポンツーンはただのスジ彫りになってるカウルの分割線を丁寧にエッチングソーで切り離してアンダーカウルにくっつけます。同サイドは切り取ると、エンジンの側面がガラ開きになるので、廃車になったタミヤ製ジョーダン191のエキパイを適当にカットしてくっつけときます。

その他は、特に変わった工作はしていません。表面処理と仮組み、車高の調整は入念に。ウイング類はホワイトメタル、エッチング製なのを生かしてハンダ付けで組み立てる。タイヤはキット付属の物が余りにヘナチョコなので、これまた廃車になったタミヤのFW−13Bより。ホイルも同じフォンドメタルなんでそっち使えばよかったと今気付いた。

アンダーカウル、フロントウイングの翼端を薄く削るのは、まあお約束。なつかしいですね。アンテナ、ウイングステーは0.3mmの洋白線で自作です。コックピット、シートベルトはキットそのまんま。

塗装は、やはりタミヤのコーラルブルーの缶スプレーをカップに出してエアブラシ。下地に白を吹いて発色を良くしとく。こっからが問題でタミヤの缶スプレーがソフト99クリアで溶けることが発覚。テストしといてほんとに良かった。フィニッシャーズのクリアを慎重に吹き重ねてもやっぱり解けちゃって、結果失敗でした。反面キット付属のデカールはクリアに結構強いみたい。

研ぎ出しは消しゴムの当て木をしたウエスでコンパウンド掛け。デカールの段差は今一取れてないです。ウイング、サスアームはフラットクリアー仕上げ。一部にスケールレーシングのカーボンデカールも貼ってみる。折角ならウイング全面、アンダーカウルとかもっと派手に貼ってグロス仕上げ、研ぎ出しとかやったら良かったと後悔。

更に難関はこの後でリアウイングのステーが位置が決まらなくって超大変。何度やっても真っ直ぐに付かない。ここだけ仮組みが不足していたらしい。

そんなこんなで久しぶりにF−1完成。お気軽だったはずが、結構苦労しただけあって、なんか嬉しい。やっぱカッコイイです。

戻る


 

 

 

 

inserted by FC2 system