ENZO FERRARI

1/24 エンツォ フェラーリ

フジミ インジェクションキット

2012.9.15完成

本人として初めてピニンファリーナのチーフデザイナーとなった、奥山清行さんのデザインで知られるエンツォフェラーリ。同じ日本人として中々感慨深いクルマですね。当時、度肝を抜かれた、余りにインパクトが強すぎてちょっと拒否反応が出たスタイルも、今となってやっと見慣れてきた様な気もします。ネーミングもそんな名前使っちゃってこの後どーなるの?と、心配しちゃう位のインパクトが凄かったです。実車の性能は言うに及ばず、価格も世界中のお金持ちの人たちの中でも、手に入れられるのはほんの一握りの特別なフェラーリ。まさに夢の中で走っている様な車です。

キットはフジミのリアルスポーツカーシリーズのもの。ですが、世の中には不遇なキットもあるもので、ドアの開閉、内部構造とメカの完全再現をしたタミヤのキットの陰にすっかり隠れてしまい目立ちませんけど、それらの機構を省略して組み易くした様な印象で、ちょっとタミヤのキットを作る自信の無いような私にはピッタリかもです。プロポーションもフジミにしては珍しく、実車の薄べったいフォルムを強調したような感じにディフォルメされていて、タミヤと比べても遜色なし(だと思う)作ってみると、ホント隠れた良作キットだと思いますよ。

しかしながら、私もいつかはタミヤを・・・と考えていて、フジミのエンツォは作る事も無いだろう・・・。と、思っていたのですが、山の様に溜まった在庫のキットを圧縮して整理している内、「いらないなら練習に作ってみよう」と、思い立って作ってみた次第です。

製作はいつものカーモデル作りに順じているので特に変わった事はナシです。キットの印象は、今回、久しぶりに新し目のフジミのキットでしたけど、各部の作りが妙にタミヤテイストというかで面白かったです。取り付けダボ等も位置決めがしやすく、ピッタリきます。逆にエンジン部分やインテリアの造型は(良い意味で)いつものフジミっぽさ全開。省略具合と見た目の実感が抜群です♪

その他として、ワイパー、ダクトのメッシュ等は今回もSTUDIO27製のエッチングパーツを使用して、お手軽ディテールアップをしてみます。エンジンフードのサイドのスリットは上手に切り抜く自信が無かった・・・ので、キットのままです。

 

塗装は今回もフィニッシャーズカラーにて。失敗箇所多数ですが、この経験データと練習が次作の288GTOに活かされている訳です(と、言い訳)

そんなこんなで完成するとやっぱりその存在感が凄い。F1マシンをモチーフにしているけど、今までのフェラーリと何処も似ていないデザインだと気が付きました。その後のフェラーリがこのクルマのデザインに続いていくのだな・・・。と、そんなクルマも手元に置いて眺められるプラモデルってやっぱ良いよな〜。と、思ったりなんかした由。


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