フェラーリ456が登場するまでは最後だった、ＦＲフェラーリ、デイトナです。4.4Ｌ、Ｖ12のエンジンで350馬力つーのはちょっと凄いと思ってしまいます。そんな性能云々抜きにして、カッコイイ車です。今風の車を見慣れた目だと、ちょいレトロっぽいのも気に入ってます。

かつて数々の傑作キットを出してきたフジミ模型、現在はまさに凋落の一途を辿ってますが、このエンスージアストシリーズとか出してた頃は気合入りまくってましたね。

ただ、少々気合が入りすぎで空回りしちゃってるのも感じられるキットですネェ。特に笑ったのが、キットでは開閉しない、リアのトランクの中身もちゃんとパーツがあったり。で、その中に入れとく工具入れを説明書の片隅から切り出して、スパナとかレンチを並べて入れとけ。みたいなことが平気で書いてるあたりどうかしてます。分解でもしない限り見えないとおもうんですけど。そんな感じで結構呆気に取られるキットな訳です。

組み立てに関しても、作り易いタミヤ等に比べ、メチャクチャ作りずらいの一言。

実はこのキット、製作は二台目で、最初に作ったのが高1の時。当然まともに出来上がる筈もなくて、あえなく廃車。それから約５年くらいして再挑戦で、形になったと。その時は北米仕様のリトラクタブルライトで作って、コレは初期型欧州仕様。でもやっぱりリトラにしとけば良かったと思っていたり。

で、本当のこと言うとまだ完成してないんですよ。サイドミラーとワイパー、ホイルスピンナが未装着なんですね。なんか上手にくっつける自信が無くってやめちゃったような気が。機を見ては付けようと思ってはいるのですが・・・これはこれでまあｲｲかな。とか。

製作のデータは、相当前なので忘れてるのもありますが、確か、下地塗装はピンク。タミヤのイタリアンレッド、モデラーズのスーパークリア、以上全て缶スプレーにて。ピニンファリナのエンブレム、オーナメントはハセガワの328の物を。その他は全て素組。エンジンルームもスッキリ仕上げるのを目的でデティールアップも無しです（手抜きなだけとも）

そー言えば作ってから10年も経つんですねえ。幸い経年変化とか割と平気でひび割れとかも皆無。せっかくなんでウェーブのケースにでも入れときますか。