countach 5000 quattrovalvole

1/24 ランボルギーニ カウンタック 5000クアトロバルボーレ

フジミ (リアルスポーツカーシリーズ) インジェクションキット

2004.6完成

さにスーパーカーの中のスーパーカー、ランボルギーニカウンタックな訳です。しかし、大人気(だった)LP400や、ウォールターウルフのLP500Sでもなく、クアトロバルボーレだったりする所が微妙にズレちゃってますが。

実車については、まあ、一応書くと5リッターV12を更にボアアップした5.2リッターV12を4バルブにしたのがクアトロ。で、その後のアニバーサリも基本的に中身は同じ。パワーアップの方法が単純に排気量を上げりゃいいだろ、的な考えがいかにもランボルギーニ。結果、車は重くなる一方だと言う・・・いいから馬力で押せ!みたいな。その代わりに外観は、今更ながらカッコいい!の一言。文字通りクーンタッチ、30年以上前のデザインながらこれ以上の形は無いでしょうな。マルチェロ ガンディーニさんは本当キレてます。

 

キットは、かれこれ発売から15年は経つフジミのリアルスポーツカーシリーズ。エンスージアストシリーズからエンジン等の内部メカを省略して、作りやすく(?)したキット。世間一般ではタミヤのLP400と500S。実車同様のドアの可動を再現した、伝説的なマルイのキットの評判が良いみたいです。対してこのフジミのキットは所謂ダメキットって評価。いや、今まで自分もそう思ってました。

で、具体的どの辺が問題かって言うと、このキット最大の特徴のガルウイングドアの開閉ギミック。キットの整形プラがとにかく柔らかくって、すぐに折れます。マジで。ギミック自体もなんか設計ミスかどうか、確実性に欠けてます。それと、インテリアとボディーの合いがすごく悪い。一番印象が悪いのが、素組みで作るとサファリラリーを走る車みたいに車高が高くて、ムチャクチャにかっこ悪い。等々大問題、とても当時の自分には手に余るキットだわな、こりゃ。

てなかんじで、キットを買ってみても「どうせまた失敗するんだし」とか、仮組みだけして、押入れにしまっちゃおう、とか思っていた所で見つけたのが、模型の花道さん。完璧ってほど超難物のフジミのカウンタックを攻略してまして、目からウロコです。上の問題が物の見事に解決出来ます。これなら確かにオレにも作れそうなアイデア一杯。思わず膝をポンポン叩いてしまいました。

なので、ドアの開閉ギミック、車高調整等、全面的に参考にさせて頂きました。その他の改修として、インテリアとボディの間に出来る隙間が気になるので、インテリア側にプラ板を貼ります。何故か右が0.5ミリで左は1ミリ。仮組みを充分にしてピッタリになる様にします。

その他の製作はいかにも普通なカーモデルの作り方に準じて製作。これといって変わった事はしていませんです。仮組みとドアのすり合わせに大半の時間を使ってます。本当このくらい。

一番悩んだのがカラーリングで、ボディーを黄色か白で塗るかで相当悩み抜いた結果、マイアミバイスで悪いヤツが乗っていそうな車のイメージで、白に決定。黄色にするとチェイスHQの2面になる訳。毎度お馴染みのフィニッシャーズのファンデーションホワイトです。同じく悩んだのが内装の色。タン皮か黒の2択でしたが、結局黒に。タンって結構ありふれてる印象だったので・・・クリアー仕上げは、これまたフィニッシャーズのオートクリア。2倍希釈にして、まず3回吹いて研ぎ出し。また3回くらい吹いて、ソフト99のリキッドタイプのコンパウンド、続いてモデラーズの順で磨く。

ホイルは純正クアトロバルボーレの奴がなんかカッコ悪い気がしたので、廃車になった25thアニバーサリーの物をサルベージして使用。ライトカバーの縁もアニバーサリーに準じてボディー色で塗ってみる。

ワイパーは専用のヨロズヤ製のエッチングパーツが入手困難なので、キットのパーツを削った物を素に真鍮線とモデラーズのブレードで作って見る。結構いい感じにまとまった、と思う。エンブレム関係も、本当はエッチングが使いたかったけど、キットのデカール。以外にクリアーに強いみたい。

あと、メーターパネルはキットだと、ただデカール貼るだけで味気ないので、デカールをコピーした紙を0.3ミリのプラバンに貼り付けてメーター部をくり抜く。デカールを貼ったプラ板の上に薄い塩ビのシートを挟んで貼り付ける。結構目立つのでかっこよくなります。

で、完成。本当は窓ガラスの研ぎ出しとかもやれば良かったかも。(結構キズが目立つ)でもまあ、製作不可能と思われていたキットだけに、出来上がって本当にウレシイかも。

今年はどう言う訳かランボルギーニは当たり年みたい。フジミのディアブロ、ムルシエラゴ。ハセガワのミウラ又はイオタとか、作ってみたいキットがいっぱいですね。

 

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